松山英樹、17位敗戦翌日の“姿勢”にPGA注目 豪雨の中でも…「ヒデキから多くのことを学べる」
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権が現地15日に米ノースカロライナ州シャーロットのクエイル・ホローC(7626ヤード、パー71)で開幕する。メジャー2勝目を狙う松山英樹(LEXUS)は12日(日本時間13日)に現地で練習した。先週のトゥルーイスト選手権を17位で終えた翌日に、激しい雨が降る中で入念に“努力”する姿に全米プロゴルフ協会(PGA)が注目。「逆境をものともしないメンタルこそが、チャンピオンと優勝候補の違い」というPGAコーチの言葉を紹介している。

全米プロゴルフ選手権が現地15日開幕
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権が現地15日に米ノースカロライナ州シャーロットのクエイル・ホローC(7626ヤード、パー71)で開幕する。メジャー2勝目を狙う松山英樹(LEXUS)は12日(日本時間13日)に現地で練習した。先週のトゥルーイスト選手権を17位で終えた翌日に、激しい雨が降る中で入念に“努力”する姿に全米プロゴルフ協会(PGA)が注目。「逆境をものともしないメンタルこそが、チャンピオンと優勝候補の違い」というPGAコーチの言葉を紹介している。
天候などまるで関係なかった。土砂降りの練習場のグリーンに姿を見せた松山。レインウェアを着て、パッティングの感触を確かめているようだ。もはやグリーンも水没に近い状態。それでも松山の横で大きな傘を差すスタッフ、さらにボールの転がりを見るスタッフとともに3人で練習を続けた。
PGA公式サイトでは「土砂降りの中、ヒデキ・マツヤマがPGAツアーに向けて準備」との見出しで松山の“努力”の様子を紹介。記事では「突然の豪雨は1日中続き、パッティング練習をしていたマツヤマに降り注いだ」と触れたうえで「ゴルファーたちはヒデキから多くのことを学べるだろう。豪雨の中でのパッティングを真似する必要はない」と続けた。
さらに本文では、PGAコーチのブレンドン・エリオット氏が「逆境をものともしないメンタルこそが、チャンピオンと優勝候補の違いだ。全米プロゴルフ選手権で土砂降りの中、ヒデキ・マツヤマの変わらない練習への情熱が好例だ」と松山の姿勢を称賛。「真の競技者は、雨や風、猛暑のような厳しい状況下でも、心をコントロールすることができれば心理的な回復力を養うことが出来ると理解している」と続けた。
エリオット氏は「準備段階で難しい状況を避けるのではなく、受け入れる。そうすることで身体的な適応力だけでなく、どんな困難が待ち受けていようと、パフォーマンスを発揮できる揺るぎないメンタルを養うことができる」と強調。松山の“陰の努力”こそがメジャーチャンピオンにふさわしいと見ている。
(THE ANSWER編集部)